岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

研究イメージ
フローティングゾーンで新たな化合物を作り出す装置「四楕円鏡型浮遊帯域溶融炉」。
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超伝導体を使った実験。磁気で浮上したクルマの模型がレールの上に浮かんで走行している。
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熱電変換材料を用いて、熱エネルギーから電気エネルギーを作る実験。素子をアルコールランプで熱するとプロペラが回転。

もう一つ、新しい熱電エネルギー変換材料とは?

 日本で消費される一次供給エネルギーの約70%は、廃熱として捨てられています。少しでも電気エネルギーとして回収するためには、「熱」エネルギーを「電気」エネルギーへ変換する材料が必要なんです。既存の熱電変換材料には有害物質が含まれていて、規制されている国もある。でも新しい高性能材料がまだ無いんです。私たちの研究では、有害物質を含まず環境にも優しい新しい酸化物や有機化合物の熱電エネルギー変換材料を作りだす研究を行っています。

例えばどんな分野で応用されるものですか?

 今、一生懸命に取り組んでいるのは自動車メーカーですね。エンジンの熱は暖房くらいにしか使われていませんから、ほんの1%でも熱を電気に変えることができれば、全体ではものすごい省エネ効果になる訳です。太陽電池などに比べれば少ないエネルギーですけど、将来のエネルギー環境を考える上ではとても大切な研究だと思っています。

藤代 博之 教授

材料物性工学を学ぶ上で大切なことは何でしょうか。

 あくまでも基本は"ものづくり"。今はスピード社会で、どんなことでもすぐに結果を求める傾向がありますが、材料開発の実際はもっと地道な努力の積み重ねです。じっくり時間をかけて目的を達成する忍耐力が大切であり、世のため人のためになるものづくりをする、という「動機づけ」をハッキリさせることが重要です。
 研究室では、「自ら作ったものを自ら測定する」ということをモットーにしています。学生が何か新しい問題に直面した時、どうやって調べたらいいか、この実験をするためには何を準備したらいいか…と自分の頭と手足を使って行動することは、将来どんな仕事に就いても必ず生きてくるはず。私が学生のみなさんに教えることができるのは、知識はもちろんですが「方法論」。一週間に一度は学生と話し合って、「どうなってる?進んでる?」と経過を聞いて討論しますし、そういう意味ではほかの研究室より厳しいかもしれません(笑)。でも、それが将来の実力につながると信じています。

藤代 博之 教授
研究イメージ

超伝導バルク磁石。2005年現在、世界最高の5.2テスラの磁場捕捉に成功

藤代 博之 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授