岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

船﨑 健一 教授Ken-ichi Funazaki

東北大学大学院工学研究科機械工学専攻(修士・博士)修了後、石川島播磨重工業航空宇宙事業本部研究開発部で4年間航空エンジンに関する研究開発に従事。平成12・13年度文部省(現文部科学省)国立天文台地球回転研究系客員教授、平成12年度航空宇宙技術研究所客員研究官。1999年(平成11年)機械工学科教授に就任。現在に至る。

船﨑 健一 教授
研究室イメージ

先生の研究室ではどのような
研究テーマに取り組まれているのですか?

 1つは、航空エンジンの高性能化、高効率化、高信頼化に関する研究を風洞実験および大規模コンピュータシミュレーションによって行っています。安全に飛行できる航空エンジンをいかに"国産の技術"で作るか、ということが私の研究の重要なところですね。このような航空機用エンジンの技術は、発電所の蒸気タービンやガスタービンの開発にもそのまま利用でき、その高性能化についても研究を行っています。

 また、生体内の流体現象に起因する病変、特に血流と血管疾患についての研究や、月面利用に関する研究にも取り組んでいます。

船﨑 健一 教授

研究の内容について
ご説明いただけますか。

 航空機用のエンジンは、高速で多くの人々を安全に、かつ地球環境にやさしく輸送するため、最先端の機械工学技術が用いられています。特に空気の流れを正確に予測するための流体力学とそのコンピュータシミュレーション、超高温の中で長時間作動する翼における熱の伝わりの予測と効果的な冷却、離陸・着陸時の騒音を低減するための技術、CO2、NOXなどの排出量の少ない燃料など、研究課題はさまざまです。

 私たちの研究室では、これらに関連する技術を最新鋭の風洞設備、超並列コンピュータを駆使して研究・開発しています。企業との共同研究も盛んで、研究室での研究内容がそのまま航空機エンジンの開発に生かされています。

 航空機用エンジンはふだん触れることもありませんし、あまり目立たない機械ですが、機械工学という分野のさまざまな最先端技術を駆使して研究スタッフが総力を結集して開発にあたっていますから、機械工学を学ぶものにとっては非常におもしろく、やりがいも感じられるテーマの1つです。

船﨑 健一 教授

先生が航空機用エンジンの研究に
取り組まれたきっかけは何ですか?

 私個人はそれほど飛行機に興味があったわけではないのですが、大学に入って学んだ「流体力学」に非常に興味を持ちました。高校までそういう勉強はしませんでしたが、流体、つまり水や空気の流れですが、とくに目に見えない空気の流れがあたかも見えるように数式があって、それを解く方法が用意されていて、数式を解くと空気の流れが見えてくる。例えばどれくらいの重さのものを持ち上げることができるかとか、どれくらいのスピードで飛ばないといけないのか、ということが計算で出てくるわけです。目に見えないものが支配されている式があって、それを解くことができる、そういう学問があることを学んで非常に興味を持ち、感銘を受けたのが最初のきっかけですね。

 その後、大学院時代の研究室での研究内容が評価されて航空エンジンメーカーに就職、4年ほど研究開発に携わりました。そして、研究の場を大学に移してからも航空機用エンジンの研究を継続的に行い、今日に至っているわけです。

船﨑 健一 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授