岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

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冷却ファンの流量測定実験装置。分解や設置も手慣れたもの。
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タービン回転試験機での空力性能計測。航空機の開発にも大きくかかわる。
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企業との共同研究で研究室外に公開できない先進的な研究も少なくない。

研究テーマの中の1つ、「生体内の流体現象に起因する病変に関する研究」 というのは、どのような研究ですか?

 一見、機械と医学は結びつかないようですが、実際にはいろいろな診療の機械があります。ですから機械と医学がつながる部分は非常に多くて、私が専門とする流体は血の流れと非常に関係がありますし、その血流と病気は明らかに因果関係があることはわかっています。しかし、血の流れがどうなっていて、それが血管にどういう作用を及ぼしているのか、血の流れ方が病気にどうつながっているのかはわかっていませんので、そこのメカニズムを解明しようというのが私の取り組みです。

 そのメカニズムが明らかになれば、医学も進歩しますし、治療という分野でも進歩します。血の流れはお医者さんは研究しませんので、流体の流れ方を細かく計算できるのは、機械工学の我々の得意としている分野なわけです。もちろん、生理学的な点も考えないといけませんので機械の分野だけでわかるわけではなく、私自身も研究・調査の幅を広げていかないと医学とのコラボレーションはできません。そういう意味では自分の取り組む領域を広げていける、自分がまた学生に戻ったような感覚で勉強できる、取り組めるというおもしろさがありますね。

船﨑 健一 教授

もう1つ、月面利用に関する研究とはどのような研究ですか?

 奥州市水沢にある国立天文台では、次世代のプロジェクトとして月に天文観測の基地を置けないだろうかということを検討しています。たくさんある候補の1つなのですが、何か提案できないだろうかということで天文台といっしょにさまざまな検討をしているところです。月面温度は昼は150℃くらいから夜はマイナス200℃くらいまで変化しますので、非常に過酷な環境にあるわけですね。そこにものを持って行くこと自体、たいへんで技術的な課題のハードルが非常に高いのですが、航空エンジンや流体とはまた違った分野なので、非常に興味深く取り組んでいます。

船﨑 健一 教授

先生が研究に取り組む姿勢を通して学生に伝えたいのはどのようなことですか?

 「自分で考える」ということですね。自分で考える力がある人は、将来、どういう会社でも、どういう形でも仕事ができると思います。教えられることを学ぶことは誰でもできると思いますが、自分で何をしなければならないかを考える能力はとても大事だと思っています。そのためには論理的に考える力、つまり、いまどうなのか、自分の目標はどこにあるのか、現状と目標の間を埋めるためにどう努力をしなければいけないのか、何が必要なのかということが論理的に考えられるようになってほしいと思います。

先生は昔、漫画家を志望されていたこともあるそうですが……?

 絵を描くことが好きでしたので、漫画は大好きです。最近の漫画の世界はストーリー展開が巧みで、その発想や創造的な世界にとても魅力を感じます。漫画ばかり読んでるわけではありませんが、現実ばなれした世界に触れながら発想の転換を試みている……というようなところでしょうか。

船﨑 健一 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授