岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

研究イメージ
氷の融け方から熱の流れを調べる実験の様子。氷の写真を撮りながら、細かな変化を記録する。
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大学院ではどのような指導をされているのでしょうか?

 大学院の金型・鋳造工学専攻は平成18年にできた大学院です。北上市近辺には時計工場があり、北上市では時計の精密部品を作るための精密金型の産業育成に力を入れています。また、南部鉄器で有名な奥州市には鋳造技術研究センターがあります。北上市近辺の金型という産業を興している特殊な技術と、奥州市近辺の鋳造の特殊な技術を地域的なものとして育成できるような人材を育てることが、この専攻の出発点だと思います。金型・鋳造工学専攻では社会人入学も認めていますので、社会人と学部から進学した学生が一緒に勉強しています。実習の拠点が北上市と奥州市にあるので、学生は盛岡で勉強して、金型の学生は北上市で、鋳造の学生は奥州市というように、場所を移動しながら実習しています。一般の大学院は座学が主ですから実習があるところはほとんどありません。実習が重視されていることがこの専攻の大きな特長です。

廣瀬 宏一 教授

また、大学院2年の8月から翌年1月まで、企業に長期インターンシップに行きます。その間に各企業での問題を解決したり、新製品の開発をしたりして、それを修士論文としてまとめて発表しています。

金型・鋳造に特化した大学院は珍しいのではないでしょうか?

 日本の中で金型・鋳造と銘打っている大学院や学科は岩手大学にしかありません。日本でも珍しいものですから、国内の企業の方々で会社から社会人入学してくる人たちも多くいます。社会人と一般の学生が一緒に勉強していますので、お互いに刺激を受けているところがありますね。学生だけだと外の刺激を受ける機会は少ないので、そういう意味では外の世界を見ることができると思います。社会人の人は会社派遣の人たちですから、それなりの経験、会社の期待を持って入学してきます。やっぱり自覚が違うというところありますね。前は県内の企業さんからの進学が主でしたが、今は関東からも来ていますし、6年継続して入学していただいている企業もあります。

廣瀬 宏一 教授

先生は今後研究を続けながら、どのようなことを目指していくのでしょうか?

 私はずっと相変化問題と対流熱伝達を研究していますので、自然現象的なものがどうなっているかを少しでも明らかにできれば思っています。それが具体的にどんなものにつながっていくかというのはまだわかりませんが。熱問題は色々なところで発生します。例えば、精密に作っていくと最後にかみ合わせが上手くできない、ぶつかってしまって入らないなどの問題がでてきます。よくよく調べてみると温度が変化して物質が伸びて入らないということもあります。様々な企業からこういう問題の解決策はないか?と相談されることも多いので、様々な現象を追求するというというよりは、直面する問題への対応が多くなっていると思います。熱の問題をどのように解決するか、現実の問題に対するニーズ思考、問題解決が私自身のひとつの方向になっていると思います。その上で、自然現象の解明もできれば面白いのかなと思っています。

廣瀬 宏一 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授