岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

一ノ瀬 充行 教授Mitsuyuki Ichinose

理学博士。1978年筑波大学卒業後、島根医科大学(現島根大学医学部)生理学講座に勤務。この間、米国テキサス州立大学ガルベストン医学校とテキサス州立ヒューストン医学校にて客員研究員。2000年から工学部助教授、2001年から教授。現在に至る。

一ノ瀬 充行 教授
研究室イメージ

研究室で取り組んでいる主なテーマを教えてください。

 人間の生活空間、および福祉機器全般の快適性に関する人間生理工学的な研究を行っています。
 私たちは普段「快適だ」「不快である」という感覚を言葉で表現していますが、その程度には当然、個人差がありますよね。なかには言葉で表現することが困難な人だっています。人の「感性」を、客観的・工学的に評価することができれば、人に優しいものづくりをする上で非常に貢献することができる。この研究室では、そのために必要なさまざまな「快適性」のための条件を明らかにすることを目的としています。

一ノ瀬 充行 教授

どんな方法で「快適性」を評価するのですか?

 私たちが取り組んでいるのは、脳波と自律神経機能の計測による感性評価です。被験者に音楽を聴かせたり、匂いを嗅がせたりして「五感」を刺激し、それによって脳波がどのように変化するかを計測するというもので、脳波だけでなく、自律神経機能の指標になる心電図や呼吸曲線の解析なども行っています。
 日ごろ、多くの人が同じ刺激に対して同じ行動を取っていますが、実際に計測してみると個人差がとても大きい。よくこれで同じような行動がとれているものだ、とビックリすることも多いですよ。多くの人に共通の快適状態を明らかにしたいですね。

一ノ瀬 充行 教授

こうした研究はどんな分野に役立つものですか。

 従来の工業製品には小さい・軽い・速いといった性能面が求められてきましたが、これからの時代は性能にプラス「安心、安全、快適、健康、便利」といったキーワードが不可欠です。この発想に基づく考え方を一般的に「ユニバーサルデザイン」と呼んでいますが、ユニバーサルデザインの必要条件を満たすためには、正確な感性評価ができなければなりません。福祉機器はもちろん、私たちの身の回りにあるさまざまな工業製品について、快適性が必要になってくると思いますね。

一ノ瀬 充行 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授