岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

岩崎 正二 教授Shoji Iwasaki

工学博士。1976年北海道大学大学院工学研究科修士課程修了。1976年から岩手大学工学部助手。助教授を経て、2006年から教授に就任、現在に至る。1990年から1991年にかけて日本大学生産工学部土木工学科の文部省内地研究員、1993年には中国西安交通大学の客員研究員に。

岩崎 正二 教授
研究室イメージ

どういった研究をされているんですか?

 構造工学、橋梁工学分野の研究です。近年は、橋梁の維持管理工学を中心に研究しています。
 構造工学とは、建物や土木構造物の構造を解析したり、安全性や耐久性を実験分析する学問です。その中でも私たちは、道路やダム、堤防、橋といった社会基盤となる土木構造物を対象に研究しています。

岩崎 正二 教授

先生がこの分野を研究されるようになったきっかけは?

 大学院を出て研究職に就いた当初は、コンピュータを使った土木建築物の構造解析、つまりシミュレーションの研究をしていました。本学に赴任してきた当時(約35年前)は、まだ高度成長期の名残で土木構造物を大量に作っている時代でしたから、我々の分野も新しい構造物や新しい設計法の研究が盛んだったのです。
 しかし今は、現存する建造物を長寿命化させていこうという時代になりました。そこで私の研究室でも、橋梁の健全度をはかり、どう補修補強工事を施し長持ちさせるか、さらにたくさんある橋梁をいかに安いコストで維持管理していくかという研究内容にシフトしています。言うなれば「橋梁の健康診断」についての研究ですね。

岩崎 正二 教授

「橋梁の健康診断」とは、具体的にはどのように行われるのですか?

 橋梁の健康診断、つまり「橋梁の健全度診断」は、まずはひび割れや損傷箇所の目視調査、次に少し詳細な非破壊試験、さらに安全性が疑問視される場合は、20トントラックを橋の上で静止させたり走らせたりしてひずみや各部位にかかる力などを測定する載荷試験と段階を踏んで調査していきます。
 3つめの載荷試験をすべての橋梁で行うことができれば一番いいのですが、足場を組んで計器を取り付けての調査となるため非常にお金がかかります。ですから、人間の健康診断と同様に、橋の状態を見ながら検査の精密レベルを上げていきます。
 壊れてから大規模に補修工事を行うのではなく、あらかじめ手を打って予防的に補修をすることにより、長い目で見てトータル的にコストを削減しようというのが、私たちが進めている「アセットマネジメント手法」です。予防保全することにより、橋の架け替えのサイクルも、これまでの60年から100年と長く延ばすことができ、最終的にはコストが抑えられるという考え方です。

岩崎 正二 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授