岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

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2011年1、2月に田老地区の住民と共同で実施した避難訓練の様子。
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田老地区に開設した田老復興まちづくり研究室の室内。今後、地域住民の交流の場としても活用していく。

研究する上で大切にしていることはありますか?

 大学の教員はどこかの会社や行政などに属さないので、特定の利害を持ちません。第三者の立場に徹し、そのことで逆に存在意義をもてるように心がけています。行政に対して貢献もしますし、地域住民との協働も行います。そういうところで、どこにも属さない大学人という立場が存在意義を持つようになると思います。またフィールドを大切にしています。地域の皆さんと長い時間をかけて対話を続けていくことで、私たちの立場を理解してくれるようになると信じています。地域住民と行政とをつなぐ役割や公平性に配慮しながらまちづくりを進めていく役割などを務めていきたいと思っています。

今後の田老地区での研究はどのように進めていくのでしょうか?

 これからは復旧工事も増えていくでしょうから、将来のまちづくりに向けて地域の方々とともに議論していきたいと考えています。

南 正昭 教授

そういう活動をする拠点ということで、震災からちょうど1年の3月11日に「田老復興まちづくり研究室」を田老地区に開設しました。この研究室は地域の皆さんにこれまでの取り組みを紹介したり、一緒にこれからのまちづくりについて議論したりする場所として使用します。さらに、私たちがいない時でも地域の皆さんに気軽に訪れてもらって、お茶を飲みながら会話ができるような集会所にしたいと思っています。

震災を受けて、学生の様子はいかがですか?どのようなことを期待しますか?

 震災を真剣に受けとめて、何か自分なりにできることをやっていこうという意識は高いですね。2011年度の新入生の目の輝きが違うように感じました。社会のために仕事をする方法はいくつかあります。法律の専門家になること、社会奉仕のようなアプローチもあるでしょう。その中でわたしたちの社会環境工学科は工学系にありながら社会に直接働きかけることができるのです。人が安全に暮らし、仕事をし、教育・医療・買物等のサービスを受けることができるというのが都市の機能です。

南 正昭 教授

その都市の基盤を用意していくというのがわたしたちの専門分野ですから、まちに直接働きかけることができるのです。今から復興まちづくりに関わることもあるでしょうし、今後も何が起こるかわかりませんが、優秀な技術者が社会で求められることになりますから、学生には立派な技術者になることを目指して欲しいと思います。今後、彼らがまちを支えていかなければならなりません。地域社会に貢献できる人材になってほしいですね。

先生自身、この震災を受けて研究に対する意識に変化はありましたか?

 岩手大学にいる重みをこれほど感じたことはありません。使命感も感じています。岩手という土地の名前のついた大学に、地元の人が持っている期待は非常に強いものがあります。我々は被災地の大学だからこそ、大切な役割を担っていると思います。寄り添って支援を継続していくのが我々の立場だと思います。少しでもこの岩手が良くなるように、見守り寄り添うことが私たちの役目だと思っています。

南 正昭 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授