岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

小野寺 英輝 准教授Hideki Onodera

工学博士。1985年岩手大学卒業後、東北大学大学院工学研究科機械工学第二専攻博士課程修了。1991年より助手として勤務。その後地域共同研究センター専任教員として4年半地域と大学の連携に携わる。この間文部省(現文部科学省)短期在外研究員としてイスラエルに赴任。1999年より工学部助教授、2007年准教授に就任。

小野寺 英輝 准教授
研究室イメージ

先生の取り組まれている研究テーマを
教えて下さい。

 ひとつは風車の都市空間内での利用です。風力発電というと大型のものが脚光を浴びていますが、低周波騒音や景観の問題から設置に適した場所が少なくなってきていることなど、問題も多いんですね。それに風車は風任せで出力の変動が予測できないので,大型風車は総発電量の数パーセント以内にしないと電気の質が落ちてしまうんです。ですから、通常使うのではなくて、貯めておいて停電のときに非常用電源として使うための風力発電について研究しています。そしてもうひとつは学生に対する教育のための研究ですね。技術がどのように発展し、社会にどういう影響を与えてきたか、社会の変化によって技術も変わってきました。

小野寺 英輝 准教授

それを明らかにすることによって、今何が問題で、今後どのような技術開発をしていけばよりよい技術の発展・成果を得ることができるかを研究しています。わたしは4年生に「技術者の倫理」を教えているんですが、この成果は講義の内容に直結しているともいえますね。

都市空間で利用できる風車とは、
どのようなものでしょうか?

 私たちが目指しているのは災害があったときの非常用電源、例えばガソリンスタンドのポンプを駆動するためのバッテリーなどを蓄電するための小型の風力発電機です。小型は回転騒音がうるさいので音を低くし、さらにパワーも落ちないようにできないか、そういう研究をしています。また、通常のプロペラ型の風車だけではなくて、縦に回るものもあります。

小野寺 英輝 准教授

この風車は回転数が遅いので音はあまり大きくない分パワーは小さいんです。そのパワーを大きくするために一工夫します。それを屋根の上で回しておけば、今回の震災のような時には、市役所や病院などの廊下の非常灯や、生命維持装置のバックアップなどにも使えるだろうと。全部に供給するのではなくて、個別の装置に対応することならできるというのが小型の利点です。また、小さな装置でできますので、実験室の中で色々な研究ができます。取り組み始めて10年くらいになりますかね。大型の風車を研究したこともありました。2年間盛岡の風速を計り続けましたが、ここは風が弱いので大型風車は難しいという結論に達しました。そこで、盛岡で風車を使用するにはどういう方法があるかを考えました。例えば街中のビルの横では結構強いビル風が吹いてきますよね。実は風車の出力って風速の3乗に比例するので、ちょっとの風速が大きいだけで格段に大きなエネルギーが出るんですよ。

小野寺 英輝 准教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授