岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

研究イメージ
研究イメージ
実験中の小型風車。研究室内の小型風洞を使い実際に稼働させ、回転数や出力,回転時に発生する音などの特性を調べる。

技術者の倫理は文系の研究に感じますが、どうしてそのような研究を始めたのですか?

 4年半、地域共同研究センター(現:地域連携推進センター)の専任教員をしておりました。どこの学部も所属しない教員だったので自分の専門がなかったんですね。仕事は大学と地域の橋わたしでした。だったら地域と産業とのつながりや産業発展だったらここで研究できるだろうと思い、始めました。県内だけでなく全国を回りました。私の専門は機械や技術ですが、なぜそれぞれのところでその技術が必要になったのか、どうして地域が発展したのか、そういう事を知らなければいけないですよね。畑違いの文系のことでしたが、色々なことが分かってくると、今度は今の技術が本当にこれでいいのか、これからどうしたらいいかという、技術者の倫理のほうに話が広がってきたというわけなんです。

小野寺 英輝 准教授

その文系の研究は、風車の技術に
活かされていますか?

 私の研究の全てが関わり合って、ひとつの方向性に向かっていると思います。風車の研究を大型ではなく小型にしたのも技術の発展史からの帰結です。この先大型が発展するのか、発展したとき問題はないのだろうかということを考えていった時に、どこまで広げられるのかという疑問がでてきました。それが文系からのアプローチを学んで気づいたことだと思うんですね。いくつかの専門領域の中間領域を研究する「学際」という言葉がありますよね。機械と電気の学際もありますが、文系と理系の学際もあると思うんです。技術の歴史は今まで経済学でした。どうしたらお金が儲かるかで、技術の歴史を調べていたんです。そうではなくて、どう我々の生活に技術が関わってきたのかを知ることがこれからの技術者には必要なのではないか、そうしないと発展の方向性を見誤るのではないかと思うんです。

小野寺 英輝 准教授

先生が学生を指導する上で、
大切にしていることを教えて下さい。

 教育には訓練という側面もあると思うんです。なので、特に研究室では大学のうちに自分の限界を知ってもらうことを心がけています。締め切りぎりぎりにその学生の能力の120%ぐらいの課題を与えることもあります。でもなんとかやり遂げて卒業していきますよ。自分がどこまでできるかがわかると、このくらいの仕事なら何時までにできるとめどを立てられるようになります。そうなると社会にでてから楽になりますよね。私も大学時代の先生に言われたんです、「120%の仕事をやれば伸びる。伸びて限界がわかる」と。私もその通りだと思っています。山ほど仕事がきても、自分の力が分かっていると精神的に追い詰められることはありません。また、情報のまとめ方という面で、学生の文章は徹底的に見ます。そして次に、色々な人の興味をひきつけるプレゼンができることを目指して構成や間のとり方なんかも訓練しています。

小野寺 英輝 准教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授