岩手大学工学部 研究室訪問 Lab.Navi《ラボナビ》

岩手大学 工学部・大学院工学研究科

柳岡 英樹 教授Hideki Yanaoka

工学博士。1996年東北大学大学院工学研究科博士課程修了。1996年から岩手大学工学部助手。1999年から弘前大学理工学部知能機械システム工学科助教授。2009年から岩手大学工学部准教授、2010年教授に就任し、現在に至る。

柳岡 英樹 教授
研究室イメージ

研究室ではどのような
研究をされているのですか?

 「流れ」に関わる研究をしています。ありとあらゆる事象に「流れ」があります。たとえば、水の流れ、目には見えない空気(風)の流れ、私たち人体の中にも血の流れ…。これらの流れについて実験分析する「流体力学」が私の研究室の専門分野です。流体力学というと航空力学のイメージが強いかもしれませんが、生体や生物、エンジンや燃焼、伝熱、宇宙など、さまざまな工学分野に関わりがあるんですよ。

先生が「流れ」の研究の道を
志されたそもそもの
きっかけは何だったのでしょう?

 特にきちんとしたきっかけはないんですよ。大学受験の際、進路を決めるにあたっていろいろな学科について調べている中で「流体力学」という学問の存在をはじめて知りました。そのとき、何となく「これだ!」という直感があったんです。 
 その後、流体の分野でドクターまで進み、いまこうして一生の仕事になっているわけですから、あの時の直感はきっと正しかったのでしょうね。

柳岡 英樹 教授

一生のお仕事になったわけですから、「流れ」の研究にはきっと大きな
魅力があるんでしょうね。

 「流れ」の研究分野には、未だに不明瞭なところがたくさん残されているんです。どれほど研究してもよくわからない、だからこそ明らかになるまで深めていきたい、追求したいと思えるわけです。
 現在はいろんな流れの現象を捉え、基礎的なデータベースの構築をめざしている段階です。流体現象を解明し、"ナビエ・ストークス方程式(流体の運動を記述する方程式。複雑すぎるため、解を求めることは困難とされる)"の解を導き出すこと、そしてさらに、工業製品の開発に役立つなど他分野の発展にもつながっていけば、といまは考えています。

柳岡 英樹 教授

実際の研究では、
どのような方法を用いるのですか?

 空気や風などの流れは目に見えません。ですから、コンピュータのシミュレーションによって可視化することがまず必要です。
 たとえば、自動車が走ると車体のまわりには空気の流れが発生し、さらにその流れの中に渦が生まれて流れに乱れが生じます。こうして生まれた渦は騒音や振動の原因になる一方で、周囲の空気を混合することによって伝熱が促進され、冷却などに効果的に利用されたりもするわけです。
 自動車に限らず何らかの物体が動くと、そのまわりには必ず流れが発生し、それにともない渦も発生します。研究では、流れの中にどういう渦構造があって、それがどういう乱れを引き起こし、振動や熱輸送などのような事象を引き起こすのかをスーパーコンピュータを使って計算、シミュレーションしながら流れの現象を詳しく調べ解明しています。

柳岡 英樹 教授
応用化学・生命工学科
生理工学研究室
一ノ瀬 充行 教授
大石研究室
大石 好行 教授
八代研究室
八代 仁 教授
有機合成化学研究室
嶋田 和明 教授
マテリアル工学科
藤代研究室
藤代 博之 教授
平塚研究室
平塚 貞人 教授
山口(勉)研究室
山口 勉功 教授
吉本研究室
吉本 則之 教授
菊池研究室
菊池 弘昭 准教授
吉澤・中西研究室
中西 良樹 准教授
電気電子・情報システム工学科
高木研究室
高木 浩一 教授
今野研究室
今野 晃市 教授
西館研究室
西館 数芽 教授
本間研究室
本間 尚樹 准教授
機械システム工学科
船﨑研究室
船﨑 健一 教授
佐藤研究室
佐藤 淳 准教授
水野研究室
水野 雅裕 教授
柳岡研究室
柳岡 英樹 教授
小野寺研究室
小野寺 英輝 准教授
熱工学研究室
廣瀬 宏一 教授
社会環境工学科
福祉支援工学研究室
大川井 宏明 教授
構造工学研究室
岩崎 正二 教授
環境システム工学研究室
中澤 廣 教授
環境衛生工学研究室
海田 輝之 教授
都市計画学研究室
南 正昭 教授